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タイプⅠ 痰飮(水分の代謝障害)による肺の機能失調
症状
- 咳嗽・白色の痰が大量に出やすい。
- のどでゴロゴロ痰の音がする。
- 胸がむかつき、吐き気がする。両脇が張るような痛みがある。
- 呼吸が荒く、まっすぐ横になって眠れない。
- 寒気、特に背中が冷える。冷たい物よりも温かい物を好む。
- 食欲不振、口の中が粘るが、のどは渇かない。全身が重だるく感じることがある。
肺は全身の気・血・津液をすみずみまで散布して、体液のバランスを維持するとともに、呼吸筋を調整して呼吸機能を順調に行わせる。
外感病をくり返したり、食事不摂生により脾気虚となり、津液を停滞させ、痰飮が発生し気道に貯留することで、肺の機能に影響を与えたものである。
タイプⅡ 無痰・燥痰
症状
- ぜんそくが激しく、息があらい。呼吸困難を呈する。
- 痰が黄色く、粘りがあり、少なく喀出しにくい。時には血も混じる。
- 胸痛・咽痛を呈することがある。
- 身体が熱くほてり、のどや唇が乾燥し、冷水を飲みたがるが、あまり多く飲めない。
- 身体がだるく、食欲不振、夢を多く見たり、不眠を呈することがある。
- 大便は硬く、尿色は濃い。
これらの病因は、熱邪の侵襲により、津液が濃縮された結果、熱痰を生じて肺の機能に影響を与えるため、息が荒くなり、ひどくなると呼吸困難を呈する。
熱により肺絡を傷つけると痰に血が混じる。脾虚になると、気血津液の生成が十分に出来ず、痰飮の生成を助長し、症状をさらに悪化させる。
タイプⅢ 腎の機能の低下
症状
- 咳嗽の音が小さく、声に力がない。
- いつも眠い。
- やせて体力がなく、虚弱体質の人に多い。
- 顏は青白く、浮腫を呈することがある。
- 四肢の冷え、寒け、悪寒などがみられ、温かい物を好む。
- 頻尿・夜間多尿・慢性の下痢・腰痛・耳鳴り・めまいなどの症状を伴うことが多い。
肺気虚が長期間にわたり、体力の消耗により、「腎の納期を主る」機能を低下させ、肺気虚と腎気虚を伴うものである。
ゆえに、呼気性の呼吸困難を特徴とする。
また、腎の「水、骨を主り、脳に通じ、耳に開竅する」機能が失調するため、浮腫・頻尿・慢性の下痢・腰痛・耳鳴り・めまい等の全身症状を伴う。
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